【インタビュー】ビオトープ監修 NPO birth 久保田潤一さん 2024.05.10
(インタビュー全文は、近日公開予定です)
「何といったってこの自然ですよね。川があって山があって、当然そこにはさまざまな野生の生きものが生息しているわけです。
ここに来れば、そのどれかに会えるかもしれないというワクワク感が最高だなと思う」
きっといろいろな生きものが来てくれるだろうなと、穴を掘りながら想像してしまうんです。それがビオトープをつくる楽しさですね。奥多摩には、東京都心ではまず見られない激レアの「アカハライモリ」などがまだ生息しています。奥多摩のような山がちな場所だと、平らな場所が少ない。水溜りで産卵をしたい生きものにとっては、このビオトープは良い場所になるだろうと思います。
生きものって食物連鎖でさまざまな関係性がありますから、一つの生きものが来ればそれに連なるいろいろな生きものがやって来る可能性があります。水辺の生きものだけでなく、哺乳類など森の生きものたちの水飲み場にもなるかもしれません。そのために、どこにどんな木を植えるかとか、巣箱を置いてちょっと自然観察ができるようにするのもいいかなとか、いろいろな可能性を想定してワクワクしています。さとローグは、地域の生物多様性と魅力を向上させる場所になっていくのではないかと思います。